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タグ: 写真

童心的戯れな妄想

ちょっと前の話、実家に帰る途中、美味い奈良漬屋が東大寺近くにあるので立ち寄りついでにふらっと大仏殿の懐かしさに惹かれ中に向かった。ここはいつも凛とした空気が漂うアノ空間。

ハスのコスモロジー(下その1)@武澤 秀一
(大仏の構造や思想的アーキテクトは上記に良い解説があるので参照してください)

大仏様の台座には葉形の銅板が沢山あり、そこには千の宇宙が書かれていると聞いたことがあるが、観たことないなーと思い出して探索してみることにした。まるで西洋で言う予言的なことが書いてあれば興味深いと思惑は広がるが、どうにもこうにも台座には近寄れない。ガッチリと台座を隠すかのように木製の壁が立ちはだかる。大切な文化財だろうから保護するのは当然、すっかり目的を失い懐かしい香りを満喫し戻ることにした。

蓮と蝶は異次元世界の象徴ですね。

大仏のヘソ(穴)を横目に「こんなに小さかった?」かな〜と思いながら外に出たところで目に留まったのがこれ。


これはまさか!!!一瞬で千の宇宙を学べるマシーンなのか?!ハイテクなのに少し古さを感じるアルミボディと色数が少なそうなモニターがいい味をかもし出している。何かを見つけた喜びと、洗脳されるのかも知れない、不安が入り混じる気持ちを抑えつつ、周りの空気を乱さぬよう気をつけて、その場を後に実家に帰った。後からだがあれが本当は観光地によくあるメダル製造機だろう、しかし事実はどうでも良かったと感じたのだ。自分は子供の頃からこの辺りには頻繁に来ていたので、その頃のような妄想遊びが出来ただけで、心が洗われるような御利益があったように思えた。うーーむ、さすがの大仏様だ。

そうそう、奈良漬はやっぱり美味かった。

植物は生きている(ドライハーブ:サフラン)

漢方では番紅花(バンコウカ)、別名”女性の血液”(堕胎作用、子宮収縮作用、通経作用に注意が必要な成分が多い為)と言われています。めしべを乾燥させて、香辛料や生薬として使われています。1gのサフランを採るのに160個ほどの花(クロッカスの一種)が必要でとても貴重なのです。そして女性の血液と言われるようにめしべに有効成分クロシンが多く含まれています、(クロシンは大腸がん予防に効果的と言われています)

  (iphoneで接写の為ややピンボケ、実寸は大きいほうで4~5cm)
左はアフガニスタン産、右は大分県産。
サフランの多くは輸入ですが、大分県竹田市に国産があります。そしてこのサフランがデカイ!しかもホールとしても原型が残ってる!(上部が大切なのです)しかも風味も良いのですね。価格帯ですが
アフガニスタン産は1g¥600、大分産1g¥1.000でした。


少し濡らしただけで黄色の色がとても濃く出ます、インド料理には欠かせないサフランですが高価な為ターメリックを代用している店が最近は多いようです。(味も香りも違うけど黄色だからOK?笑)またトルコではお湯に入れて「サフランティー」として飲まれているようです。試しに0.5gでティーにしてみましたがちょっと薄いような、しかしハーブティーはこんなのぐらいかな?とか美味しく頂きました。(味の好みは判れますが。。。)大量摂取は危険とお金がかかります、5g以上摂取すると重篤な副作用が出るそうです。致死量は12g~20gですので間違っても
サスペンスストーリーな道具などには使わないように。
(まー、なんでも大量摂取は毒ですよね)


最後にこのスーパーでよく見かける某社(社名出ているけど汗)サフランは0.4gで
¥500ぐらいですね。スペイン産と表記されていました。トップはかけているので完璧なホールではありませんでしたが身近にあるのは便利ですよね。


:::植物は生きているシリーズ:::
葛とワカメvs人類の話

植物は生きている。(葛とワカメvs人類の話①)

(photo:MsoNkgw)
植物は偉大です、人間と同等、いや、それ以上の存在かもしれません。私たちは植物がいないと存在が危ぶまれる可能性があるのですが、植物は人間がいないと強い繁殖率で大地を覆っていきます。その例としてアメリカで緑地化を進めるために葛(日本製)を使ったプロジェクトがあったのですが、途中で制御不能(葛の大繁殖)になり逆にグリーンモンスターと言われる、植物vs人間の戦いになっています。

アメリカ南東部グリーンモンスターの様子:海外のBlog(画像が掲載されています)
葛の詳細:Wikipedia
葛はマメ科の植物でとても生命力(繁殖力)が強い、私たちが文明の力で築いてきた物でも飲み込んでいきます。日本では食べたり薬(葛根湯)にしたり様々な利用をしていますが、文化の違う国ではただの雑草です。

また、ほかにも身近なワカメが世界中で絶賛繁殖中だそうです。

ワカメが世界を侵略中:livedoor記事
ワカメを食べる習慣は日本と朝鮮半島ぐらいなんですね。
日本食が流行してきている昨今利用される文化が広がれば良いですね。

こういった、自然とどう向き合うのか、またどう守るのか、英知ある国々では「自然の物を取り過ぎるな」「収穫と搾取の違い」など提唱されています。人は動物・植物と自然(水や空気、大地を含む地球)との共存の方法を
永遠に模索していけないのでしょう。

葛きりが食べたくなってきた。。。

 

:::植物は生きているシリーズ:::
ドライハーブ:サフラン

 

 

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